ARABIA "KILTA"（ダークブラウン）TVセット
ENN scandinavian design_SELECT / from Finland
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ARABIA（アラビア）"KILTA"（キルタ / ダークブラウン）TVセット
ティータイムなどの際に、プレートエリアにお菓子やスナックなどを添えて、お使いいただく形の機能美的な器です。時にはカップをプレートの外に置き、プレートを有効に使って頂く形もお勧めで、エリアが区分けされているので、種類の異なるお菓子などを盛り付けることもできると思います。
■ カラー：ダークブラウン（黒に近い感じの濃い茶色）
■ サイズ（約）：
カップ：直径（口径）9 cm × 高さ6.2 cm
プレート：幅22.5 cm × 奥行10 - 14.5 cm
カップセット時最大高さ：7.1 cm
■ 容量（約）：200 ml
■ 素材：CERAMIC（陶磁器）
■ デザイン：KAJ FRANCK（カイ・フランク）
■ 製造年：1950〜70年代 vintage
■ コンディション：★★☆☆☆ 2.8
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“KILTA”（キルタ）は TEEMA（ティーマ）の前身と言われるシリーズで、KAJ FRANCK（カイ・フランク）の感性によって1950 - 70年代の間に作られていた古い時代の器です。最も濃い感じのダークブラウンの色味は艶やかで深みと大人びた落ち着きのある表情がとても美しく、趣のある器と言えます。
KILTAには「Kilta Glaze」と呼ばれる、優しく発色する独特の釉薬が使用され、縁や角などには磁器の白色が浮き上がり、全体的に淡い風合に仕上げられております。
デザイナーのカイ・フランクが常に追い求め続けた事、それは「無駄なく・機能的・その場に馴染むもの」KILTAはその概念が色濃く反映されているシリーズだと思います。
カイ・フランク（1911−1988）
時代の空気を読み、数々の名作の生みの親でもあるカイ・フランク。アラビアにとって革命的なキルタをもたらしたデザイナ−。意外にも、本来はセラミックを専門とはしておらず陶芸の経験も一切ないまま、アラビアの門をたたき斬新なアイディアで戦後のアラビアを新たに構築していったのです。リ−ダらしい資質を持ち、教師としても優れた人物でした。カイ・フランクの教え子達は時代を担うデザイナ−へと成長し、カイ・フランクの精神は時を超えて受け継がれていくのです。
■ カップ
古い年代の器の為、長年の経過による風合いの変化や使用感が感じられ、表層の擦れ、キズ、カトラリー跡、汚れなどはある程度感じられますが、強く気に障るキズの様な跡などではなく、欠けや割れなど見られないことから、まずまずの状態と言えます。これらの使用感はKILTAの実用性の高さと長きに渡り愛用されていた証の様で、KILTA らしさでもあると捉えて頂ければ幸いです。きっと今の物とは異なる魅力で楽しんで頂けると思います。※焼成時の小さな凹凸跡、釉薬ムラなど多少感じられる部分はございます。
【表面（側面）】画像6 - 9
黒に近い感じのダークブラウンの色味には、個性と大人びた落ち着きのある魅力を放っております。表層の擦れ、キズ、汚れなど（画像7）はある程度感じられますが、強く気に障るキズの様な跡などではなく、欠けや割れなど見られないことから、まずまずの状態と言えます。
【内面】画像10
底部には細かな擦れ、カトラリー跡、くすみなどある程度感じられますが、まずまずの状態と言えます。
【縁】
表層の細かな擦れやキズ、釉薬ムラは感じられるものの、強いキズの様な跡などではなく、比較的綺麗な状態と言えます。
【持ち手】画像11
釉薬ムラは感じられるものの、細かな擦れなど僅かな程度で、概ね綺麗な状態と言えます。
【裏面】
白い座の部分に緑色の塗料が付いた様な跡が一箇所見られるものの、その他細かな擦れなど僅かに感じる程度で、比較的綺麗な状態と言えます。
■ プレート
古い年代の器の為、長年の経過による風合いの変化や使用感が感じられ、表層の擦れ、キズ、カトラリー跡、汚れなどはある程度感じられますが、強く気に障るキズの様な跡などではなく、欠けや割れなど見られないことから、まずまずの状態と言えます。これらの使用感はKILTAの実用性の高さと長きに渡り愛用されていた証の様で、KILTA らしさでもあると捉えて頂ければ幸いです。※一枚のプレートですが段差のついたフォルムはお菓子などを区分けする為の仕切りの役目をするのでしょう。底面にもそのフォルムは現れていますが、さらに座がありますのでガタツクことはなく安定感も抜群です。
【表面】画像13
カップを乗せるエリア内のカップと良く接触する箇所の表層には擦れによる艶の低下らしき跡（画像14）がけっこう感じられ、その他細かな擦れ、キズ、くすみ、釉薬ムラなど（画像15）も感じられるのですが、長年実際に使って来られた軌跡の様な跡と捉えて頂ければ、欠けや割れは見られないので、まずまずの状態と言えます。
【縁】
細かな擦れや釉薬ムラなど感じられるものの、まずまずの状態と言えます。※一角の縁のすぐ内側に焼成時の釉薬ムラかゆらぎの様な小さなくぼみと筋状の擦れ跡（画像16）が見られますが、表層の跡で強いキズの様な跡ではありません。
【裏面】画像17 - 19
表層の細かな擦れやキズはある程度感じられるものの、いずれも強い跡などではなく、白い座の部分の擦れやくすみなど薄っすらで、比較的綺麗な状態と言えます。
斬新なアイディアは独特の機能性を生み出し、使い易い事でも定評のあるキルタらしさが存分に盛り込まれているTVセットをあなたの元へ迎え入れてみませんか。全体的にまずまずの状態の器ですが、これからも KILTA（Kaj Franck）の思いを継承し、末長く寄り添って頂ければ幸いです。きっと日々の暮らしの中に馴染んでくれると思います。大人も楽しめるミニお子様ランチ的にお菓子などを盛り付けても楽しいと思います。
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